NEW CONCEPTION OF JAZZ / Bugge Wesseltoft, 1996
ゼロ年代のジャズ~クラブジャズにはいくつかの特徴がある。
「コード進行は単純、ただしそれに乗っかるコードは複雑に」
「リズムのアイデアはクラブミュージックから貪欲に吸収」
「大胆なエレクトロニカの導入」
簡単に挙げるとこんな感じかな。
で、おそろしいことにこのアルバムにはこれらの要素がすべて出揃っている。というか、このアルバムがその後のジャズ~クラブミュージックシーンに大きな影響を与えたのは間違いない。
「ブッゲ・ヴェッセルトフト」なんて聞き慣れない名前の響きだったけど、2003年のライブ盤までの一連のアルバムには夢中になりました。
ビッグバンド的なリフの繰り返しが4つ打ちのグルーヴをダイナミックに増幅させていく#2の「NEW CONCEPTION OF JAZZ」や、なかばSEのような音の断片が積み重なってグルーヴを形成していく#7の「Poem」など、とても96年の録音とは思えない完成度。
まさにNew conception of Jazzです。
次は『sharing』を聴こう!
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