QUICKLY / NONA REEVES, 1997
ノーナの初期の名盤。
ノーナのアルバムには、「皆でアッパーに楽しめる音楽」と「心にシュッと入り込んでくる音楽」の2種類がある、とライブの時にゴータが言ってたけど、このアルバムは後者。
心に優しく入り込んでくる切ない曲中心です。
特に,
#2、の「PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART (Pt.1&2)」がいい。
まず、歌詞がすごい。
赤い小遊星にも / 砂ぼこり
マイアミのあとを / 追いこしては止まる
痛いほど祈る / 幌馬車二台
君はまたがるの? / ママには内緒で!
レッミノウ!
ぼくのスピードメーターガン
あの娘より速く / 走れ、スナッピー!
レッミノウ!
僕のスピードメーターガン
遡る / 小さな恋をしたのさ
Put a little love in your heart
意味が全然わからない。
でも、歌詞として曲で聴くと何の引っかかるところがなく聴けるのがすごい。
さらに、この曲の後半(Pt.2)、ベースが強調されるパートもいい。
歌もなくまったりとした雰囲気がずっと続く。
この部分だけいつまでも聴いていたいくらい。
気持ちのいいグルーヴとはこのことだ。
トドメを刺すのが#5のMOTORMAN。
ディストーション全開のギターリフも面白いけど、
この曲も歌詞がすごい。
「繰り返すんだ」って / 叫ぶモーターマン
出窓から何度も見ていた
新しい方法を! / とどまるのなんか
恥ずかしすぎるからもういいよ
昨夜はノーノーノーちっぽけなタンバリン叩いてた
ライド・オン・ベイビー
キレてるんだ もう!
Motorman / Sheis my girl!
Motorman
あの娘を返してモーターマン
やっぱり歌詞だけ読むと意味わかんないけど、
曲で聴くといい。
こういう詩をかけるってのは才能だと思います。
そうそう、このアルバムももう廃盤みたいで、Amazonでは買えないみたい。
いいアルバムなのにな。
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