2010年2月9日火曜日
● ワンホーンへの強い意志。
WALKOVER / Jukka Eskola, 2010
ユッカ・エスコラのソロ3作目。
エレピの音がうれしい、フュージョンサウンド全開です。
作を重ねるごとに進歩していく姿をみるのは素直にうれしい。
個人的に、イタリア対フィンランドみたいな感じで、High Five QuintetとFive Corners Quintetを比べて聴いてしまうんだけど、ファブリッツィオ・ボッソとは違った魅力を持ったトランペッターとして、ユッカ・エスコラに注目している。
ボッソほど華々しいテクニックはないし、あけっぴろげなユーモアも無いけど、要所要所でフレージングのセンスが光ります。フリューゲルホルンを吹いてるからって甘さに流れることもなく、ロイ・ハーグローブ並に吹きまくる姿勢がカッコいい。
特にこのアルバムはほぼワンホーンなところがすごい。トランペットでワンホーンアルバム1枚もたせるのって、テクニックや体力も必要だけど、アイデア的にも結構大変だと思うけど、十分成功してる。
それも、リズムなど、ガラッとアレンジを変えたりすることなく、CTIを彷彿とさせるフュージョンサウンドを維持させながらだ。
カッコいいな~。
『Five For Fun』よりも『Hot Corner』の方が面白かったし、須永辰緒がひいきにするのもわかります。
でも、個人的には、もっとクラブミュージックっぽいのもやってほしい、とも思います。
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