2020年11月11日水曜日

エコで美麗なハウスコンピ。『Project Green vol.1-Forest City-』

 

Project Green vol.1-Forest City-



たぶん10年くらい前にレンタル落ちで買った1枚。

DAISHI DANCE とか STUDIO APARTMENT とかが爆発的に流行っててて、

fran fran とかのおしゃれ目な店に行くとずっとこんな感じのキレイ目ハウスが流れてた。


「音楽も、森も、再生しよう」というメッセージは少し面白い。

COLDFEET「Breathe」のピアノリフもキャッチーだなあ。

あと、i-dep もやっぱりよかったけど、飽きちゃうんです、このジャンルは。

最近、大西順子ばかり聴いてるから余計にそう感じてしまうのかも。


これ、「vol.1」とあるけど、結局これ以降は出てないみたい。

もう、こういうオムニバス盤というか企画モノは出しにくいだろうなあ。

時代を感じてしまう1枚でした。






2020年9月16日水曜日

『Voodoo』 Sonny Clark Memorial Quartet

こんなのあったんですね。

録音は1986年。

内容は、ジャケットほど前衛的ではありません。

フツーにモダンジャズとして聴ける演奏です。


『Voodoo』 Sonny Clark Memorial Quartet

  

2020年8月28日金曜日

アヤコノ plays 「女の子は誰でも / 東京事変」

アヤコノさんの素晴らしい動画を発見。

ちょうど、なんか4ビートをコピーしようと思ってたところ。

わたしも練習しようっと。



2020年7月26日日曜日

DE DE MOUSE 『A journey to freedom』



DE DE MOUSE、コンピレーションやイベントで名前だけは知ってたけど、ちゃんと聴いたことなかったので挑戦。
DTMだけど、ボカロ界隈周辺の雰囲気はなし。
自分の世界を創り上げるためにコンピュータを使っている姿勢がよく分かる。
特徴的なのは、サンプリング/加工したボイス。
これがDE DE MOUSE のオリジナリティというか「印」になっているとか。

全然悪くないんだけど、強く引っかかってくるところがなかったのが残念。
なんでも、これは3作目。
1st, 2ndも評判いいみたいなので、さかのぼって聴いてみようかな、という気にはなった。


2020年7月16日木曜日

BENI 『COVERS THE CITY』

カバーアルバム、好きなんです。
好きな曲がどうアレンジされるか興味あるし、
嫌いな曲や興味ない曲も、
どう料理するかで、その曲の新しい魅力を発見することもある。

なので、これまで、BENIさんに特に注目したことはなかったんだけど、
カバーアルバムということで聴いてみました。

BENI 『COVERS THE CITY』(2017)



……う~ん、ちょっとアレンジが単調かなあ。
打ち込みトラックがのっぺりしてて、あまり好きになれませんでした。
彼女のボーカルのファンの人と、
英語の歌詞を知りたい人は楽しめるのかな、と。

一番よかったのは「シュガーソングとビターステップ」。
すぐに原曲のUNISON SQUARE GARDENを聴きなおしました。

  


2020年7月2日木曜日

『RECIPE』山下達郎

近所のツタヤで、レンタル落ちでこのシングル買いました。



君と
しあわせのレシピで
しあわせになろうよ
シアワセノレシピで
君をもっと味わいたい

というところがちょっとエロかったです。

あ、#2 のサウスバウンド #9 のクレジットも備忘で記録。

2019, 9/7 at NHKホール
山下達郎: Electric Guitar
小笠原拓海: Drums
伊藤広規: Electric Bass
佐橋佳幸: Electric Guitar
難波弘之: Acoustic Piano
柴田俊文: Keyboards
宮里陽太: Alto Sax
ハルナ: Background Vocal
ENA: Background Vocal
三谷泰弘: Background Vocal

2020年7月1日水曜日

【坂本龍一】「音楽の力」は恥ずべき言葉(3) 


昨日 の続きで3回め。



「音楽の力」は恥ずべき言葉
(坂本龍一、朝日新聞 2/2)

 日本社会ではとりわけ近年、メディアなどが「音楽の力」という言葉を万能薬のように使う傾向がある。「災害後にそういう言葉、よく聞かれますよね。テレビで目にすると、大変不愉快。音楽に限らずスポーツもそう。プレーする側、例えば、子どもたちが『勇気を与えたい』とか言うじゃない? そんな恥ずべきことを、少年たちが言っている。大人が言うからまねをしているわけで。僕は悲しい
 
 音楽の感動というのは、「基本的に個人個人の誤解」だとも語る。「感動するかしないかは、勝手なこと。ある時にある音楽と出会って気持ちが和んでも、同じ曲を別の時に聞いて気持ちが動かないことはある。音楽に何か力があるのではない。音楽を作る側がそういう力を及ぼしてやろうと思って作るのは、言語道断でおこがましい

では坂本は、何のために音楽を奏でるのか。
「好きだからやっているだけ。一緒に聞いて楽しんでくれている人がいれば、楽しいんですけど、極端に言えば、1人きりでもやっている。僕には他にできることはないんです。子どもの時からたった1人でピアノを弾いていた。音楽家ってそんなもので、音楽家が癒やしてやろうなんて考えたら、こんなに恥ずかしいことはないと思うんです。 (河村能宏)

えーと、まず素朴に「スポーツと音楽を一緒に考えていいのだろうか?」と思うし、これだけ影響力の大きい人が、その個人的な思いを根拠にここまでバッサリと述べちゃっていいのかな、という気もするけど、まあ、芸術家だからいいか、と納得しました。
確か「憂国呆談」のどこかで浅田彰氏が坂本龍一氏の「聞いてるこちらがヒヤリとする」、スキだらけの発言を、彼は「芸術家だからいいの」と述べていたことがあったけど、こういうことかな、と。




うん、スキだらけで言葉足らずだけど、鋭いです。
「テレビで目にすると、大変不愉快」とか、「音楽の感動は基本的に個人個人の誤解」というところは深く共感します。

2020年6月24日水曜日

【坂本龍一】「音楽の力」は恥ずべき言葉(2) 

昨日 の続きです。
この坂本龍一氏の言葉、まったく同感です。

「音楽の力」は恥ずべき言葉
(坂本龍一、朝日新聞 2/2)
「もちろん、僕も、ニューヨークが同時多発テロで緊張状態にあった時、音楽に癒やされたことはあります。だけど『この音楽には、絶対的に癒やしの力がある』みたいな物理的なものではない。音楽を使ってとか、音楽にメッセージを込めてとか、音楽の社会利用、政治利用が僕は本当に嫌いです
 なぜそうした考えに至ったのか。坂本は、ナチスドイツがワーグナーの音楽をプロパガンダに利用し、ユダヤ人を迫害した歴史を挙げた。「当時を経験していないのにトラウマでね。音楽には暗黒の力がある。ダークフォースを使ってはいけないと子どもの頃から戒めていた
 坂本はこれまでに、TBSとの地雷ZEROキャンペーンや、環境プロジェクトに融資を行う「ap bank」などに関わっている。地雷問題は筑紫哲也の依頼で参加したが、ほかは「音楽というより自身の有名性を使ってアピールしたいと思ってやっている」のだという。



そういえば、キョージュにはこんな本があります。





これ、ナチスの強制収容所の「Arbeit macht frei」に掲げられたスローガンへの目配せなわけで、氏の頭の中にはずっとこの事が頭の中にあったのでしょう。

もう一回だけ続きます。



2020年6月21日日曜日

【坂本龍一】「音楽の力」は恥ずべき言葉 (1)

いやあ、やっぱりこれ、素晴らしい記事ですよ。

「音楽の力」は恥ずべき言葉

(坂本龍一、朝日新聞 2/2)

災害が起きた時などにやたらと叫ばれる「音楽の力」という言葉に、ミュージシャンの坂本龍一は強い嫌悪感を抱いているという。東日本大震災後に子どもたちを指導するなど、音楽を通じた社会活動を続ける坂本がなぜ今、そう考えるのか。福島市の練習場を訪ねて聞いた。

・坂本龍一、東北ユースオケ公演を前に
被災3県の子どもたちで作る「東北ユースオーケストラ」を結成し、坂本が音楽監督に就任したのは2014年。以来、演奏会を定期的に開いてきた。「今まで僕が出したアルバムって全然一貫性がないでしょ? 元々僕は飽きっぽい性格。だけどこれは簡単に放り出せない。そんな覚悟で臨んでいます」と特別なまなざしを注ぐ。
 練習では自身もピアノで加わり、「戦場のメリークリスマス」「ラストエンペラー」を合わせたほか、指揮を執ったり、個別指導をしたりする場面も。
「一番最後はバサッと切るんじゃなくて、余韻を残す感じで」「次の小節は3拍目に重心がかかる」。穏やかな口調で、的確な言葉を繰り出す。
 復興を祈る公演などを通じて、「音楽の力」で社会に影響を与えてきたのでは、と質問しようと話を向けると、強い拒否反応が帰ってきた。「音楽の力」は「僕、一番嫌いな言葉なんですよ」という。

(続く)







2020年6月20日土曜日

PIT BULL 『ORIGINAL HITS』『LOVE MAGIC 3』(TSUTAYA限定)

え~と、近所のツタヤで、レンタル落ちでこんなCD買ったんですけど、これ、両方とも全然何も感じませんでした。
いや、少なくともピットブルは期待してたんですけどね。

   

  

以前のわたしでしたら、「いまの自分には感じられなかっただけで、将来気に入るかも知れない」とか、「サンプリングネタになるかもしれない」とか考えて、CD棚にしまいこんでいたと思うんですけど、そういうの、もういいんです。
速やかに捨てました。

この年になってやっと、取捨選択する基準ができてきたように思います