2010年12月26日日曜日

● グルーヴは最高!…なんだけど。



Pirates / indigo jam unit, 2008


  



1stからリアルタイムで聴き続けているバンド。
たしか、1stは京都に住んでた頃に京都のビレッジバンガードで買ったはず。
その硬派なバンドサウンドには裏切られたことはない。
高槻のジャズストリートにも1回来て、夜の野外ステージに出たのももちろん聴きに行った。

ただ、どうしても気になるのがピアノかなあ。
高槻のジャズストの時もMCの笹井克彦(Bass)が言ってたけど、
ピアノの樽栄嘉哉は20歳くらいから楽器を始めたんだって。
それにしては信じられないくらい指が回るし、カッコいいフレーズ弾くけど、
基本的な楽器力、音楽の筋肉みたいなものが薄いように聞こえる時がある。
たとえば、このアルバムに限らず、CDのピアノの音がやけにキンキンしてて耳障りに聞こえる。
これって録音の問題かと思ってたけど、
もしかしたらアコピじゃなくてキーボード使ってるのかな?
タッチもところどころ雑に聞こえるし、グルーヴ感もちょっとカタイ。
全般的に余裕さがないように聞こえるんだよなあ。

まあ、この必死さというか没入している感じがバンドの音に合ってるからいいんだけど、
あまり幅のある表現ができなそうなので、ファンとしてはちょっと心配。
ファンとは勝手なもので、好きなバンドにはカラーを求めていながら、
冒険というか、新しい音を期待するものだから。

と、まあ色々文句のようなこと書いたけど、
これも全部このバンドが好きだからこそのこと。
新作のRootsも絶対聴きますよ。

初回盤はDVD付き。

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