2020年6月21日日曜日

【坂本龍一】「音楽の力」は恥ずべき言葉 (1)

いやあ、やっぱりこれ、素晴らしい記事ですよ。

「音楽の力」は恥ずべき言葉

(坂本龍一、朝日新聞 2/2)

災害が起きた時などにやたらと叫ばれる「音楽の力」という言葉に、ミュージシャンの坂本龍一は強い嫌悪感を抱いているという。東日本大震災後に子どもたちを指導するなど、音楽を通じた社会活動を続ける坂本がなぜ今、そう考えるのか。福島市の練習場を訪ねて聞いた。

・坂本龍一、東北ユースオケ公演を前に
被災3県の子どもたちで作る「東北ユースオーケストラ」を結成し、坂本が音楽監督に就任したのは2014年。以来、演奏会を定期的に開いてきた。「今まで僕が出したアルバムって全然一貫性がないでしょ? 元々僕は飽きっぽい性格。だけどこれは簡単に放り出せない。そんな覚悟で臨んでいます」と特別なまなざしを注ぐ。
 練習では自身もピアノで加わり、「戦場のメリークリスマス」「ラストエンペラー」を合わせたほか、指揮を執ったり、個別指導をしたりする場面も。
「一番最後はバサッと切るんじゃなくて、余韻を残す感じで」「次の小節は3拍目に重心がかかる」。穏やかな口調で、的確な言葉を繰り出す。
 復興を祈る公演などを通じて、「音楽の力」で社会に影響を与えてきたのでは、と質問しようと話を向けると、強い拒否反応が帰ってきた。「音楽の力」は「僕、一番嫌いな言葉なんですよ」という。

(続く)







2020年6月20日土曜日

PIT BULL 『ORIGINAL HITS』『LOVE MAGIC 3』(TSUTAYA限定)

え~と、近所のツタヤで、レンタル落ちでこんなCD買ったんですけど、これ、両方とも全然何も感じませんでした。
いや、少なくともピットブルは期待してたんですけどね。

   

  

以前のわたしでしたら、「いまの自分には感じられなかっただけで、将来気に入るかも知れない」とか、「サンプリングネタになるかもしれない」とか考えて、CD棚にしまいこんでいたと思うんですけど、そういうの、もういいんです。
速やかに捨てました。

この年になってやっと、取捨選択する基準ができてきたように思います




2017年4月8日土曜日

『ELECTRIC BATH』The Don Ellis Orchestra

 

「何をいまさら」な話だけど、このドン・エリスの『エレクトリック・バス』('67)のジャケットはアングルの『トルコ風呂』(『Le Bain turc』, Jean-Auguste-Dominique Ingres、1862)。



で、ジミヘンのアレはこのドン・エリスへの目配せなわけだ。

 

『Electric Ladyland』, The Jimi Hendrix Experience (1968)

もっとも、ジミのアイデアではないし、そもそものアメリカオリジナルはジミの横顔ジャケット。女だらけのジャケットはイギリス盤と日本盤だけ。
ドン・エリスの『Electric Bath』が前年の67年の発表だったことを考えると、イギリス盤を編集した誰かが、『Ladyland』というタイトルと、『Electric Bath』のジャケットを結びつけてこんなジャケットを考えたのではないか。

ジミの関係者は否定的なのかもしれないけど、そういう意味でもこのジャケットは優れている。ただ、ちょっと露出しすぎてるのは事実で、さすがにこのままの流通は難しかったのだろうけど。。。



2017年4月7日金曜日

『FROZEN DAYS』山下洋輔トリオ、 河野典夫による解説

  

河野典夫による、モンクと山下洋輔に関するエピソード。
別のところで引いた文章だが、ちらほらと需要があるようなのでここにも引いておく。

「マイフェイヴァリット・シングス」抜粋
『FROZEN DAYS』山下洋輔トリオ、 河野典夫によるライナーノーツ


(中略)
ーーきみ(山下洋輔)は、日本のセシル・テイラーじゃないよ。
ぼくは、セロニアス・モンクという感じがする。
そう、ぼくがいうと、
ーーそのほうが嬉しいな。
と、うなづく彼の素直さが好きだ。

その夜、たまたま出会ったグループと、ぼくの誘拐癖に乗って、
ぼくの家の、インド、ネパール、バリ島などの不思議な楽器をいじりまわし、ついに門外不出の歴史的録音を残して行った、彼の飲みっぷりが好きだ。

さて、その夜も明けそめる頃、セロニアス・モンクのソロ・レコードを聞きながら、カーペットの上に伸びていた彼は、いつか、安らかな寝息を、立てはじめていた。
ぼくは、そっと、レコードを停めたが、瞬間、彼の寝息はとまり、静かな低音が、きこえて来たのだ。
ーー裏をかけてくれませんか?

2017年3月10日金曜日

Serious Japanese / TERIYAKI BOYZ, 2009

 


整理してたら奥深い地層からでてきた1枚。

コーネリアスの「5th Element」がカッコよすぎます。
トラックの作り込み感(特に音質)が他と違いすぎる。。。
この1曲があるせいで、このCD捨てられなくなった。
どうしてくれる。

でも、フックの

DJ MC ブレイキン グラフ
Goota 和 Goota 和 ブルース・ウィルスも知らない
5th エレメンツ 5th エレメンツ
5th エレメンツ 5th エレメンツ

はなんとかしてほしかった。

ブルース・「ウィルス」と「ウィリス」、
誰もおかしいと思わなかったのかなあ。
フックであるだけに痛いです。