「何をいまさら」な話だけど、このドン・エリスの『エレクトリック・バス』('67)のジャケットはアングルの『トルコ風呂』(『Le Bain turc』, Jean-Auguste-Dominique Ingres、1862)。
で、ジミヘンのアレはこのドン・エリスへの目配せなわけだ。
『Electric Ladyland』, The Jimi Hendrix Experience (1968)
もっとも、ジミのアイデアではないし、そもそものアメリカオリジナルはジミの横顔ジャケット。女だらけのジャケットはイギリス盤と日本盤だけ。
ドン・エリスの『Electric Bath』が前年の67年の発表だったことを考えると、イギリス盤を編集した誰かが、『Ladyland』というタイトルと、『Electric Bath』のジャケットを結びつけてこんなジャケットを考えたのではないか。
ジミの関係者は否定的なのかもしれないけど、そういう意味でもこのジャケットは優れている。ただ、ちょっと露出しすぎてるのは事実で、さすがにこのままの流通は難しかったのだろうけど。。。
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